天然の木材を使用した家なので、心安らぐ空間になります。木の温かみを感じる無垢材のフローリングは、裸足で歩きたくなる心地良さと体への疲れにくさを感じさせます。室内の湿度が高ければ湿気を吸収し、温度が低くなり乾燥していれば湿気を放出するなど室内を自然に快適に保てる材料です。また、無垢材の香りには、ストレスを緩和し、心地良い気分をもたらす効果もあるので、家族全員が家に帰りたくなるような住宅になります。自然素材の家は、完成してから時間が経過するほどに自然な良い味わいが出てきます。選りすぐりの材料を使い、見た目や機能性に優れ心と体を癒してくれる住宅こそ、自然素材の家と言えるでしょう。

同じ木を使った家でも集成材と無垢材があります。集成材は薄くカットした木材を接着剤で張り合わせたもので、一見無垢材との違いがわかりません。しかし、無垢材は一本の原木から直接必要な寸法に切り出した木材のことをいいます。木本来の質感を持ちながら、化学物質を使用していないので、アトピーやアレルギーの発症、悪化などの人体への影響も少ないです。そして、天然の木を使用した木材は、製材してからも呼吸をし続けます。このため、木が持つ調湿性や脱臭性、遠赤外線効果によって夏は涼しく冬は暖かく、断熱性能はコンクリートの二倍という、一年を通して快適なお住まいを実現します。

家の柱は上階あるいは屋根など上階全体を支える重要な部材です。地震の衝撃を受け止める強度と柔軟性を将来的に数十年にわたって維持しなければなりません。集成材の接着剤の強度は、実際に家の部材として使われてどれぐらいの耐用年数と安全性があるかは疑問です。また集成材に使用されている接着剤は人工的な化学物質なので、将来的にわたって絶対に有害物質ではないとは言い切れません。当初は人体に悪影響がないとされていた成分が、後に発がん性が認められるケースも珍しくないので、アトピーやアレルギー、シックハウスのリスクを少しでも減らすためにも国産無垢材の使用をおすすめしております。